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2007/03/06

ハーマンデイリーの三原則

持続可能な社会にするためのひとつの指針であり, 世界経済のパラダイムとして捉えるべきこと.

  1. "再生可能な資源"の持続可能な利用の速度は, その供給源の再生速度を超えてはならない.
  2. "再生不可能な資源"の持続可能な利用の速度は, 持続可能なペースで利用する再生可能な資源へ転換する速度を越えてはならない.
  3. "汚染物質"の持続可能な排出速度は, 環境がそうした汚染物質を循環し, 吸収し, 無害化できる速度を越えてはならない.

『成長の限界 人類の選択』より引用

ハーマン デイリー (1938生-, アメリカ, エコロジー経済学者)
(Herman Daly 1938-, U.S.A )

どれも, 地球のエコロジカル・フットプリントを超えないために必要なこと. 非常にシンプルで, 納得ができる.ここで, わからないことは, それぞれの実際の速度. わからないからこそ, 行き過ぎているのであろう. 速度を変えるためにアクセルを踏めばいいのか, ブレーキを踏めばいいのかわからない. そこが, 人類の考えねばならない点である.

2007/03/02

温室効果ガスの歴史

ここ十年ほど話題の絶えない温室効果ガスだが, その歴史は長い.

  • 1827 フーリエ (フランス 数学者 フーリエ解析などで有名)
    大気の温室効果を指摘
  • 1860 ティンダル (アイルランド 物理学者 よくわからないので後日)
    二酸化炭素や水蒸気の赤外放射の吸収効果の測定
  • 1896 アレニウス (スウェーデン 化学者 水溶液の電離の研究で有名)
    二酸化炭素の増加によって気温上昇があることを指摘

と, ずっと研究されていた. 近年の温暖化に関する動きとしては, 国際的で組織的な動きに変わってきている.

  • 1950年代 キーリング (アメリカ 気象学者)
    大気のCO2濃度の測定開始 (マウナロア観測所, ハワイ)
  • 1988 IPCC設立 (UNEPとWMOの共同設立)
  • 2001 IPCC 第三次報告書
  • 2005 京都議定書
  • 2007 IPCC 第四次報告書

京都議定書によって世界各国の経済活動が制限されているわけでもないけれど.

2007/03/01

地球温暖化これで解決

地球温暖化はIPCCの第4次報告によらなくても, 世界的な大問題.
そこで, 考えられている方策が京都議定書のように温暖化ガスを減らすことだったりするのだけれど, 他の方法も考えられている. しかし, どれも無茶してる印象は否めない.

そもそも太陽からの輻射熱よりも地球からの放射熱が少なくなっているためにおこるわけだが, その輻射熱を減らすことを考えているようである.

  1. 大気圏上層部に硫黄を散布
    数百万トンの硫黄を散布して1%の太陽光を反射させる. その後, 酸性雨が地表を襲う.
    量を間違えたら地球寒冷化問題になるんじゃないか? しかも, 酸性雨. 硫黄が少なくなってまた温暖化...
  2. 地球と月の間にパラソル作る.
    ラグランジュポイントに数兆個のパラソル型の衛星を配置.
    金がかかるのが一番の難点. 傘の開閉は地球からやるんだろうか? 太陽光をさえぎるのにラグランジュポイントしか使えないんじゃあまり効果なさそう.
  3. 軌道上に月の砂を散布する
    いずれ地球の引力で落ちてくるらしい. これも量を間違えたら寒冷化するだろな.
  4. 地球の表面を白いパネルで覆う
    地球にすでに到達している光を大気にばら撒くだけだろ. 地面に熱が行かないだけで放射熱が増えるようにはなりにくいだろうね.

どれも, ちょっと厳しい. 地道に努力するのが最善策?




Technobahn - 自然環境: 地球温暖化を解決する4つの方法、ノーベル賞受賞者が考えた奇策とは?